2017-02-13
今回の話題のついでに、PCについて。追加の情報を。 前述した様に、プレキャストコンクリートは一般工事全般に用いられている。 自分の居た会社は、細かいPC雑製品と言う物から橋桁まで製作していた。 PC製品の中で主力で有ったのは、PC枕木である。 国内の在来線の枕木は、木材からコンクリートに移行が始まっていた。地方は木材がまだ使われていたが、都会ではコンクリートが主体であった。 小田急電鉄、京王帝都が主な納品先であった。京王線は当時100%のシェアであった。 他に始まったばかりであったが、新幹線の直結軌道と言う名称の枕木が有った。 殆どが高架を走る新幹線では、橋の上に砂利を敷くこと無く、記憶によるが多分6畳間くらいの1枚のPC板に、レールを直接ボルトで接続するので直結軌道と呼ばれた。 後に新幹線通勤を10年もしたので、東京駅などのホームでレールを覗く事が良く有ったが、直結軌道の上に更に、赤いワインカラーのコンクリート枕木を置いてある駅を見る事が有ったので、工法が変わっていたのだろう。 また製品の1つにPC製の上水道タンクが有った。地方自治体の発注が多かった。 橋桁に関しては、小は地方自治体から受注する小さな橋桁から、大はJRや道路公団等のからの受注が殆どである。 従って、相手は官公庁が多いと言う事になる。 つまり財政投融資額の大小により、景気が変動するのである。 私の入った少し前に賞与が年間6ヶ月という年が有ったと聞いた。 、橋桁に関しては、日本は基幹産業がずっと製鉄と言われてきたし、事実であったので、自治体や公共企業が発注する橋梁は90%近くはメタル製で有る。 残りをPC業界が奪い合うと言う訳である。 現在はどうかわからない。 贔屓目であるが、メタル橋梁よりPC橋梁が美しいと思う。 会社の役員にJR等のOBが必然的に多くなる。 to be continued
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